当協会は、昭和54年に「財団法人札幌市水道サービス協会」として設立されて以降、平成24年に、より経営の自由度が高い「一般財団法人」へ移行、さらに令和元年には広域的な事業展開を目指すため「さっぽろ水道サービス協会」へ法人名称を変更し、水道という重要なライフラインを支える一翼を担いながら、「安心して使っていただける水を安定的に提供する」という役割を果たすため、知識と技術力を培ってまいりました。
この間、経済状況の変化に伴う民間事業者との競争の激化や、人口減少に伴う水需要の減少といった社会背景の下で、当協会の置かれた経営環境は刻々と厳しさを増しております。
こうした状況の中で、当協会が信頼性の高い団体として存続し、発展を続けていくために、これまで培ってきた知識や技術力をさらに高め、職員個々が持っている力を最大限に発揮し、きめ細かい顧客対応などに努めることはもちろん、当協会ならではの優位性を発揮するため、広域的支援をも視野に入れた事業を展開しようとしております。
今後も、全ての職員が心を一つに、様々な課題に果敢にチャレンジし、安定した信頼性の高い事業運営に向けて取組みを進めてまいります。
当協会は、水道事業の支援団体として札幌市水道事業の一翼を担い、信頼を積み上げてまいりました。
今後とも設立以来、三十余年の間に培ってきた信頼をより高く積み上げ、これまで以上に自主自立を図るとともに、積極的な事業運営の姿勢を示すこととし、基本理念を「安心して使って頂ける水道水を安定的に提供していく水道事業の支援団体として信頼に応える」としております。
当協会は、設立趣意である「水道事業の円滑な運営と市民福祉の向上に寄与する」という使命を全うするため、運営方針である札幌市水道局とのパートナーシップ推進を基軸とし、より安定的な運営に努め水道事業の能率向上に寄与してまいります。
技術者の確保・育成に努め、札幌水道からの技術継承と新たな領域での技術習得を推進することにより高度な技術力を提供していきます。
災害時協力支援・事業の広域化・国際協力などに参画し、水道事業の発展に貢献していきます。
健全な財務状況と安定的な事業運営により、水道利用者や顧客の信頼に応えていきます。
安心して使って頂ける水道水を安定的に提供していくために必要となる安定的で持続的な事業推進を目指し、3つの視点で協会運営を進めていきます。